「スリナム産昆虫変態図譜」とは、自然画家のマリア・ジビーラ・メーリアン(1647-1717)が、南米北部スリナムの昆虫と、その餌になる植物を描いた彩色図譜。鋭い観察眼と優れた写実力で、昆虫の節々や、花びらの先端まで細かく描かれており、どの昆虫がどんな植物を食べ、どこで変態・産卵するかなどが図解で記しております。この図譜は、宗教的な思想から「昆虫は泥から生まれる悪魔」「芋虫はそれ自体が単体の生物」とされていた当時に、多大な衝撃を与えたそうです。描写が細かいので、虫などが苦手な方は閲覧にご注意ください。
【【虫注意】18世紀初頭に出版された美しい図譜「スリナム産昆虫変態図譜」】の続きを読む
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